厚木版 掲載号:2017年10月13日号
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ロボフェス2017開催実現に奔走した

鈴木 秀和さん

東京工芸大学工学部准教授 39歳

心血注ぐロボット伝道師

 ○…日本が世界を牽引しているとも言われるロボット業界。そのロボットを作る「ロボット工学」を東京工芸大学の准教授として教えている。かたわら、長年ロボットに携わってきた経験やコネクションを生かし、名だたる国内のロボットコンテストの同時開催の発案者であり立役者。実質動き出したのは半年ほど前から。時間のない中、開催場所の提供にも快諾してくれた学長らの協力もあり、初開催に漕ぎつけた。

 ○…愛知県豊明市生まれ。漠然とした「モノづくりがしたい」という思いとともに、福井大学機械工学科へ進学。大学の研究室でロボットの研究に励むうちに興味がふつふつと沸き上がる。ロボットコンテスト専門誌を目にし「こんな世界があるのか」と思いが溢れた。研究室には今も創刊号からファイルされている。修士課程を終え、高専学校で教壇に立ちながら博士課程と大学で計9年間ロボットの勉学に励んだ。

 ○…10年前、学内にロボット製作サークル「からくり工房」を立ち上げ、顧問を務めている。校内で「まるでブラック企業のよう」と揶揄されるが、その実態は日夜コンテストに向け、ロボットに心血を注ぐ情熱集団。一度就職したにも拘らず「社会がぬるかった」と戻ってくる学生も。「蓄積された知識や経験がモノを言う」と、組織力に重きを置く。今やコンテストで日本一に輝き、世界へと舞台を移し、全国のコンテストの運営もサークルが行うレベルにまで達した。

 ○…研究室の片隅には焼酎のビンと柿ピーがずらり。「昭和を地で行く重要なコミュニケーションの場」の飲み会を大事にしている。根底にある想いは「世界中にロボットの面白さを伝えたい」。まだ2歳の息子を家に残し後ろ髪をひかれながらも「等しく限られた時間の中で、全てをつぎ込んでいるからこそ成しえたのでは」と苦笑い。ロボットの祭典はいよいよ明後日15日に幕があく。

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