振り込め詐欺 最後の砦でストップを 金融機関職員を防犯指導員に
緑警察署(遠藤文雄署長)が今月15日、「振り込め詐欺防犯指導員」の委嘱式を行い、銀行・信用金庫・郵便局・農協など区内30の金融機関の職員らが参加し、48人に委嘱した。
委嘱式は、緑区内で今年発生した振り込め詐欺の被害認知件数が9件で被害総額も約2000万円という現状や、被害者全体の約8割が金融機関を介在していることなどを受け、振り込め詐欺抑止対策の一環として実施された。式の中で遠藤署長は「被害を防ぐ上で金融機関は最後の砦なので、抑止に努めて頂きたい」と職員らを激励した。その後は指導員を証明する”指導員証”が手渡されたほか、県警本部から講師を招き「振り込め詐欺の現状と声かけのポイント」と題した講演を実施した。
同防犯指導員は、被害者と思われる人へ積極的な対応を行うとともに、警察担当者との緊密な連携を図っていく。今後は、被害撲滅へむけた役割に期待がかかる。
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