事故件数10年で最多増 緑警察署が年間発生件数を発表
緑警察署(遠藤文雄署長)はこのほど、区内で昨年1年間に発生した刑法犯と人身交通事故件数(暫定値)を発表し、刑法犯は減少となったものの、交通人身事故は過去10年で最多の増加件数となった。
高齢者の事故に注意
昨年区内で発生した人身交通事故の総件数は、779件。平成18年以来の増加となるとともに、過去10年で見ても前年比70という増加件数は最多という結果になった。
事故形態では「追突」(177件)、「右左折」(173件)「人対車」(163件)、などが目立っている。また、曜日別では月曜日(131件)・金曜日(134件)といった週末と週明けが多い。
当事者別では、「高校生」が34件、「子ども」が87件だったのに対して、「二輪車」の236件を筆頭に、「高齢者」180件、「自転車」166件が多い数字となっている。
総発生件数増加ついて同署交通課では「二輪車・高齢者・自転車が関係する事故の増加が要因と考えています。発生件数減少に向けて対策を行っていきますが、交差点付近では特に安全運転を心がけることをお願いします」と話した。
空き巣・自転車盗が減
また、「刑法犯」の総発生件数は1379件で、一昨年比で216件減少した結果となった。これを犯罪別に見てみると、自転車盗の270件をはじめ万引き(139件)、オートバイ盗(122件)と続く犯罪が3桁以上の発生件数となっている。「自転車盗」は一昨年比64件減となっており、「空き巣」(同48件減)と共に大きな減少数となった。また、振り込め詐欺被害は、昨年12件の発生で3358万円の被害となった。一昨年から2件減少させるものの、被害額は641万円増加となった。
これについて同署生活安全課では、「空き巣については夕方4時以降の重点的なパトロールを実施した効果などが現れたのではないかと思います。振り込め詐欺は、被害額の平均が高くなっているので1件でも多く被害を食い止めたい」と話した。
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