中山杉山神社が境内整備 神殿脇には水琴窟(すいきんくつ)を設置
区内の中山杉山神社(齊 勝幸宮司)で今月14、今年1月から行われていた境内整備工事の完成を記念した竣工式が行われた。式には、同神社氏子会(相原敬良会長)会員や、中山町自治会(岩間仲博会長)役員ら25人が出席した。
竣工式当日は、神事が執り行われ、その後は、北山杉の苗木10本を植樹。また、今回工事を担当した(有)岩間造園(岩間一夫社長)からは、神殿脇に作成された日本庭園の装飾の一つである水琴窟が寄贈された。
岩間社長によると水琴窟は、横浜公園など数箇所でしか目にする事ができない市内でも珍しい装飾だという。
同神社は、相次ぐ戦乱で焼失と再建が繰り返されてきたが、再建文書などによると、約800年前の鎌倉時代に建立されていたと推測されている。近年では昭和33年に再建されており、境内の整備工事はそれ以来の事となった。きっかけは、御神木として親しまれてきたコブシの木が10年ほど前に枯れ、残っていた古株も腐ってしまったことなどだった。
そこで、古株を撤去。そのほか、境内の盛り土、神殿周辺の雨落排水の整備、本道前参道の御影石改修などの工事を行った。
同神社氏子会の相原会長は「自治会や岩間造園らの並々ならぬ努力のもと、この日が迎えられました」と話した。
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