全国の広範囲で今月21日、金環日食が観測され、中心食線が通過した緑区内では、各地で観察会が行われた。横浜では173年ぶりとなる歴史的な天文現象に、各地で歓声があがっていた。
横浜市立中山中学校(中川豊弘校長)では、午前7時からグラウンドを開放し、生徒、保護者、地域住民など約400人が集まり、林文子横浜市長もかけつけた。
一般開放後には、雨が降り始め、空が雲におおわれ、不安な表情を浮かべる生徒らもいたが、7時31分すぎに雲の隙間からリング状の太陽が見えると「見えた!見えた!」といった歓声が会場に響き渡り、大きな盛り上がりをみせた。
生徒と一緒に観察した林市長は「みなさんの『見たい』という願いが通じたのか、雲の隙間から見ることができてよかった」と振り返り、1年生の女子生徒も「はっきりときれいなリングが見えました。すごく楽しみにしていたので、思わず大きな声を出してしまいました」と興奮冷めやらぬ表情で話した。
また、中山中学校周辺の長坂谷公園では、芝生に座り、空を見上げる人やカメラで撮影する人なども見られた。家族連れで楽しむ人の姿もあり、観察を満喫している様子だった。
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