台村町にキャンパスを構える神奈川大学(石積勝学長)と横浜市教育委員会(岡田優子教育長)は5月30日、教員養成などを目的とした連携・協力に関する協定を締結した。
実践的指導力を持った教員を育成しようと締結された同協定。協定書には【1】教員の養成に関すること【2】教員の研修に関すること【3】学校教育上の諸課題への対応に関することなどが盛り込まれている。今後はまず「教員の育成」について取り組む方針。具体的には、市教委が実施している市立小中学校への教員志望の学生ボランティア派遣「アシスタントティーチャー事業」を活用し、将来の優秀な教員の育成・確保を図るとともに、同大学の教員志望の学生にインターンシップの場を提供していく。同大学では、学生の学校現場でのボランティア活動などを、教育実習受け入れ条件の一つとする方向だ。締結式で岡田教育長は「協定締結をきっかけに、協力関係をさらに深めていきたい」と話した。
神奈川大学は、行政と連携して市立小中学校などへ教員志望の学生を派遣して学習支援を行うなど、独自の取り組みで質の高い教員養成に力を入れている。同大学と市教委はこのような実績を踏まえ、さらなる連携事業の発展と継続を図ることで意見が一致し協定を結んだ。学生が教育現場を体験することで、現職教員の資質向上も期待されている。
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