児童らが避難生活を体験 中山小でお泊りキャンプ
市立中山小学校(児童数402人/柳下睦子校長)で先月27日、夏休みのお泊りキャンプが行われた。
このお泊りキャンプは、中山町自治会子ども会(白井みつえ会長)が毎年行っている夏の恒例行事。かつては自治会館などで行っていたが、9年前から中山小で実施するようになった。
今年は、「もしもの時に備える」をテーマに、自分たちで飯盒炊爨や防災知識などを身につける企画が盛り込まれ、約200人の児童らが参加した。
児童らは消火器訓練や毛布で簡易担架をつくる体験をした後、飯ごうや鉄釜を使った米焚きに挑戦した。
児童らは初めて見る飯ごうに興味津々の様子。薪とにらめっこしながら、一生懸命炊爨に取り組んでいた。長年このお泊りキャンプの企画などに携わってきた古内敏子さんは「子どもたちがここで体験することは皆初めてのこと。もしもの時に、今日体験したことを思い出してくれれば」と話していた。
白井会長は「子ども会が前会長時代からずっと続けてきた取り組みを誇りに思う。これからも地域で子どもたちを育てていくよう努めたい」と話していた。同キャンプには他に警察などが協力し、交通安全の見地からパトカー見学などを実施した。
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