稲作の集大成「実りに感謝」 十日市場小児童が収穫
全学年で稲作に取り組む十日市場小学校の児童らが3日、十日市場町にある田んぼで稲刈り作業を行った。
同小ではこれまで12年に渡り、5年生が稲作体験授業を行ってきた。田植えから収穫までを体験することは、児童らが食べ物の大切さや生産の苦労を肌で感じる良い機会になることから、今年から全学年で取り組むようになったという。
1年生はかかしづくり、2年生は種・籾まき、3年生は脱穀、4年生は代掻き、5年生は田植えと稲刈り、6年生は草取りと分担し、それぞれ助け合いながら稲の生長を見守ってきた。たわわに実った稲穂を刈り取るこの日は、1年間の集大成ともいえる大事な一日となった。
児童らは、慣れない手つきで鎌を持ち、刈り取り作業に取り組んだ。刈り取った稲をさらに乾燥させてから脱穀することを知ると「まだ終わりじゃないんだ。農家の人は大変だ」などと話した。田んぼを貸出し、技術指導などを行ってきた地元農家の佐藤靖善さん(78)は「この体験が少しでも記憶に残れば嬉しい」と話していた。
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