音楽追及し続け30年 緑交響楽団
緑区を中心に横浜北部地区で活動する市民楽団「緑交響楽団」が6月30日に結成30年を迎える。長津田・田奈中学校を1984年3月に定年退職した工藤延雄氏が「地元市民の力によるオーケストラをつくろう」と同中学校卒業生を中心に呼びかけ、活動を開始したのが始まり。クラシック演奏会を年2回開くなど、地域住民に音楽の楽しさを伝えてきた。
創立メンバーで現在、団長を務める平田雅子さんは「20歳で入団してあっというまの30年だった。感慨深いものがある」と目を細める。
団を運営するうえで頭を悩ますもののひとつが練習場や演奏会会場の”場所取り”。毎週日曜日に行われる練習会では毎回会場の確保に悪戦苦闘。演奏会会場も市内で場所を抑えられないときは他市や都内のホールを借りることも。それでも長く団を続けてこられたのは、音楽という目標に対して約50人の団員がひとつになり追及することで得られる充実感だと平田さんは話す。20代の学生から30代のサラリーマン、70代の定年退職者まで年齢、仕事も異なるメンバーで構成される団内の交流は常に新しい刺激を与えてくれるという。「6月7日に中区で周年記念の演奏会を開く。地域の方に喜んでもらいたい」
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