森の台出身のプロボクサー望月直樹さん(21・横浜光ボクシングジム)が4月21日、東京・後楽園ホールで吉岡健一選手(国際ボクシングスポーツジム)とのフライ級6回戦に挑み、3対0の判定勝ちを収めた。
試合序盤、望月さんは接近戦を挑み、強打で吉岡選手をリングコーナーへと追い込むシーンを見せた。しかし、後半5ラウンド以降は序盤とは一転、吉岡選手と距離を取り、冷静に相手の動きを見極めながら的確なパンチを打ち込むなど、終始ペースを握り判定勝利につなげた。
望月さんは「KOすることはできなかったが、勝つことができてうれしい。まだ発展途上。この経験を次に生かしていきたい」と試合を振り返った。
指導する横浜光ボクシングジムの石井一太郎会長は「試合展開に合わせて前半と後半、戦うスタイルを変えることができた。望月選手の成長が見られた試合だった」と話した。
今回の勝利により、望月さんは「日本ボクシングコミッション」が最高位と定めるA級ライセンスボクサー入り。次戦以降は、8回戦以上の試合に出場することが可能となった。