在宅医療の充実が求められる一方で、医療依存度の高い人を介護する家族の不安や負担を軽減する対策の必要性が叫ばれている。
これを受け、緑区医師会では在宅医療に関する様々な不安や疑問に専門家のアドバイスを提供する新たな拠点を、中山駅北口すぐのビルに設置する。
ここでは、在宅医療に関する様々な「困り事」に、看護師や理学療法士が専門的な知識を提供し対応する。介護用ベッドを置き、「負担の少ない介助法」や「おむつの交換法のコツ」など、より具体的な実技についても説明していく方針だという。
また、在宅介護に関わる家族の「心の持ちよう」や「介護者との接し方」などメンタル面についてもアドバイスする。さらに希望者には、緑区医師会が立ち上げた在宅医療相談窓口である「緑区在宅医療相談室」の担当者が出張で「訪問診療医を探している」「介護に困っている」などの相談に対応するという(いずれも事前予約が必要)。
駅近「気軽に利用を」
中山駅すぐの場所に拠点を設置する理由としては、在宅介護に関わる家族の負担低減や利便性のほかに、「地域医療をもっと身近に感じて欲しい」という思いがあるという。「今現在、介護に直面している人だけでなく、子育て世代や働き盛り世代など様々な層の方に利用していただければ」と担当者は話す。
医師会ではこの拠点を会場に、在宅医療に関する講座を定期開催するほか、様々な世代向けの医療講座も企画してきたい考え。
■緑区医師会「在宅医療支援センター」(中山町327の11 シロタ中山ハイツA202号)
※オープンは9月24日を予定。それまでの問い合わせ・詳細は緑区在宅医療相談室(【電話】045・937・2303)。
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