長津田みなみ台在住の池田久雄さん(103)が緑区役所で2月2日から26日まで開催された「緑・芸術祭 緑区サークルミニギャラリー〜冬〜」に絵画作品2点を出展した。
ギャラリーは毎年季節ごとに実施されており、今回は14団体、約200点の写真や絵が出展された。池田さんは自身が通うデイサービス施設「たのし〜む。十日市場」のサークルメンバーとして、木の葉舞う大木と盆栽を描いた水彩画作品を出展した。今回の作品にモデルはなく、心の中に思い描いた植物を絵の具で表現した。満足のいくまで何枚も描き直し、2日かけて完成させたという。
池田さんは1956年に緑区に転居。長年ゲートボールに打ち込み、全国大会に出るほどの腕前だったが、101歳の時入院したのを機に、ゲートボールを引退。もともと、体を動かすことが好きな性分だったが、入院後に通所を始めたデイケアサービスの職員に勧められ、絵画を始めた。すると自由に表現し、仲間たちとざっくばらんに意見を交換しあえる絵画の世界にのめり込み、今では、自宅とデイどちらにいても作品を描き、1年半で150枚以上の作品を手掛けているという。
池田さんは「娘の勧めで絵の中に年齢を書くようにしている。”104””105”とどんどん数字をあげられるように、これからも元気に描き続けたい」と今後への意欲を語った。
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