緑区医師会による医療講座「なぜ痛い?あなたの膝〜症状・原因から日常生活まで」が5月26日、中山にある緑区医師会在宅医療支援センターで開催された。
この講座は、一般市民や在宅ケアに関わる人向けに定期的に開催されている。 今回は、区内で整形外科を開業する片野素昭医師が膝関節の痛みを始めとする高齢者ならではの症状や原因、対策について解説。
60歳以上の男性約5割、女性の約7割が患うという「変形性膝関節症」について、痛みが起こる仕組みや、保存療法、手術療法などが説明されると、来場者らが真剣な面持ちで耳を傾けていた。
片野医師は同関節症の日常生活の注意点として【1】適度な運動を心掛け、関節の血流を高めること【2】体重の増加に注意し、膝への負担を軽くすること【3】しゃがみこむなどの動作を極力なくし、椅子での生活(=洋式の生活様式)に変えてみることなどを提案。「場合によっては杖や歩行器などの補助具をうまく活用し、痛くない歩行を心掛けて。膝を温め、冷やさないようにすることも良いとされている」と話した。
参加者からは「痛みが出た時などになでたり、さすったりする効果はあるのか?」などの質問が寄せられた。
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