「第33回 全国都市緑化よこはまフェア」に向け2月21日、里山ガーデン地区(旭区)と長坂谷公園で、テロや特殊災害発生時の即応体制確立のための大規模訓練が8機関合同で実施された。
訓練は、多くの来場者が見込まれる同フェア開催時に危惧される、大規模なテロ行為などに備えるために企画されたもの。緑区と旭区の区役所や消防署、消防団、警察署、県警NBCテロ対応専門部隊、さらに相鉄バス、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院YMAT隊などが協力し、本番を想定した本格的な内容となった。
今回は、里山ガーデン地区会場バスロータリーに停まったバス車内で不審者が瓶入りの液体を放置して逃走し、液体から発生したガスにより多数の乗客が被災した状況を想定した訓練を実施。さらに、実際の救助用ヘリコプターを使用し、重篤者1人を消防ヘリで医療施設に搬送するまでの連携や各所の対応についても確認した。
また、特別救助隊や特殊災害対応隊らが警戒区域の設定や、液体の成分検知、不審者の制圧逮捕、要救助者の救出と救助優先順位を選定する「トリアージ」などを行ったほか、長坂谷公園での重篤者の搬送とヘリコプターへの受け渡しを行い、本番への危機意識を高めていた。
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