北八朔町と都筑区川和町を結ぶ「八和らぎ橋」が3月30日開通し、関係者や周辺住民を招いた記念式典が開催された。
この日、午後3時の開通を前に行われた式典には、工事関係者や周辺自治会、町内会、学校、警察、地元選出の議員など約90人が参列。約50年前から周辺住民らの要望であった橋の完成を祝った。
住民らの代表として橋建設を見守ってきた「横浜環状北西線北八朔地区対策協議会」の持田重治会長は冒頭あいさつに立ち、「先祖代々からの願いであった橋が完成し嬉しい。協力してくれた多くの人に感謝しながら、今後地域で末永く大切にしていきたい」と語った。
式典では公募で決まった橋名の起案者に記念品の贈呈も行われた。「心が和らぐような、ほっとする故郷の風景に溶け込む橋に」との願いを込め北八朔、川和町の町名から一文字ずつとった「八和らぎ橋」というアイデアを出した吉濱環さんに持田会長から記念の楯が手渡されると会場は大きな拍手に包まれた。
参列者らは式典の後、橋開通のテープカットに臨んだ。テープが切られると、参列者や集まった周辺の住民らが続々と架橋に足を踏み入れ、対岸の川和町まで続く橋を徒歩で渡った。
真新しいコンクリートを一歩ずつ踏みしめるように歩いていた男性は「祖父がよくこの橋ができればと話をしていた。多くの人が関わり、その思いが形になったと思うと感慨深い」と話していた。
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