みどりアートパークホールで3日、演奏中に災害が発生したという想定で実際に観客が避難を行う「避難訓練コンサート」が開催された。
防災への意識を高めてもらおうと、同施設が毎年主催している。
当日は、横浜市消防音楽隊(渡邉史子隊長)が演奏を披露していた。
3曲目の「明日があるさ」を演奏していると、突如、「緊急地震速報を受信した」という旨の館内放送が流れ、演奏は中断。観客らは、手やかばんで頭を守りながら、姿勢を低くして大きな揺れに備えていた。
その後、火災が発生したとのアナウンスが流れ、観客は同施設のスタッフの指示に従い、館外へと避難していた。
避難訓練が終わると、コンサートは再開され、観客は迫力ある演奏に聞き入っていた。親子で参加した30代の女性は「気軽に立ち寄った。このようなコンサートは初めて参加した。演奏も楽しめたが、防災を意識するきっかけにもなった」と話した。
また、小野明男館長は「実際のコンサート中に避難する体験ができる機会は少ない。普段から防災意識を持ってもらうきっかけになればうれしい」と述べた。
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