東鴨居中学校演劇部が3月26日と27日に神奈川県立青少年センターで行われる「第9回関東中学校演劇発表会・2020関東中学校演劇コンクール」に出場する。同大会には、各県の予選を勝ち抜いた12校が出場する。
同部は、昨年の8月に行われた「第15回神奈川県中学校創作劇発表会」で神奈川県知事賞を受賞。県代表として関東大会への切符を得た。
同部部長の二宮伶菜さん(3年)は「まさか、県代表に選ばれるとは思わなかった。でも、観客の人がたくさん楽しんでくれた県大会だったと思う」と振り返った。
関東大会で上演する作品名は「ありふれた言葉」。関東大会に出場する学校のなかで唯一脚本も生徒が手掛けている。
舞台は、保育園。主人公の女児が突然、母親を失ったことから、ありふれた日常の大切さに気が付いていくというストーリーだ。脚本を手掛けた二宮さんは、「男子部員のダイナミックな動きが観客の笑いを誘い、園児役の女子部員の可愛らしさを際立てるなど脚本には様々な工夫をした」と振り返った。
一丸となり舞台を創る
声が一番後ろの席まで聞こえるように発声練習などの基礎練習を繰り返してきた同部。演技に悩んだ時は、部長が「考えるのでなく、まずは動いてみよう」と部員に声をかけた。演技をしながら、学年関係なく、意見を言い合い、良い演技になるように修正を重ねてきたという。互いの意見を尊重し合う雰囲気があることが同部の特徴だ。
同部顧問の磯山るみ教諭は「キャストだけでなく、照明などのスタッフも一丸となって舞台を創ることがモットー。背伸びしない、中学生らしい等身大の演技を見せてほしい」と期待を寄せた。
二宮さんは「『本当に楽しかった』と胸を張れるような演技をしたい。悔いのない関東大会にしたい」と意気込んだ。
同部は、27日の午前10
時50分から舞台に立つ予定だ。上演時間は55分間。詳細は関東中学校演劇協議会のHPを参照。
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