「登校日まであと何日かな? おうちの手伝いしてますか?」
そんなメッセージが東鴨居中学校(宇都宮敏昭校長)の窓に16日から24
日までの期間に掲示されていた。
毎日”日替わりで”同校の教諭がメッセージを変えていたという。
取材に伺った19日は近隣の小学校で、卒業式が行われていたため、「小6のみなさん卒業おめでとう ヒガカモ(東鴨居中)で待ってます!」というメッセージも表示されていた。
発案したのは、同校の村田達治教諭だ。村田教諭は「新型コロナウイルスの影響で休校となってしまったので、みんなが元気になれる企画をしたかった」と振り返った。
同校は、高台にあるため、近隣を歩く生徒や地域住民にメッセージは見えるようになっている。「保護者や子どもがメッセージの写真をSNSなどで拡散したため、大きな話題にもなった」と村田教諭は微笑んだ。
宇都宮校長は「生徒がおらず、教諭だけの学校はがらんとしている」と寂しそうな表情だったが、「窓のメッセージで子どもと教諭がつながった。こんな時だけれど、地域も明るくなったので良かったのでは」と笑顔を見せた。
村田教諭は「新型コロナウイルスに負けないよう、心も明るくなれば。春休みが明けて、生徒が元気な姿で登校する日が待ち遠しい」と述べた。
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