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”赤ひげ先生”に聞く歯科医療 74 唾液の力に注目集まる? 十日市場・みどり歯科医院
開院以来”敷居の低い歯医者”をモットーに保険内診療に主軸を置く十日市場『みどり歯科医院』。今回は、阿部光敏院長に、唾液の中に含まれる防御因子の役割について話を聞いた。
世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス――。
「唾液の99%は水分なのですが、残りの1%に100種以上の成分(食べ物の消化を助ける酵素や、口の中に入ってくるウイルスや細菌などの病原体に対する防御因子)が含まれているんです。感染症の予防や全身の健康維持に重要な役割を果たしています」と話す『みどり歯科医院』阿部院長。
阿部院長によると、例えばインフルエンザウイルスの表面にはHA(ヘマグルチニン)というたんぱく質があり、人の粘膜細胞にある受容体に結合することで感染するが、唾液中にある免疫物質は口内に侵入したウイルスにくっつき、HAを付着させないようにする働きがあり、免疫物質に取り囲まれたウイルスは唾液の自浄作用によって洗い流されるという。「このように、感染予防には、口腔内の環境が重要で、1日2〜3回の歯磨きで唾液量を増やしましょう」
また、同院を訪れる多くの高齢者に歯ぐきの腫れが認められるという。「歯ぐきの腫れは、ストレスや疲労を溜めてしまうことで免疫力が低下していることが原因だと考えられます。過度な恐怖心や不安は抱えずに、手洗いなど必要な予防をして、落ち着いて過ごしましょう」と阿部院長。
同院は、地元の十日市場地域を中心に多くの患者と信頼関係を築いてきた。患者の負担が少ない保険内診療に主軸を置き、11種の漢方薬(保険内処方)や口腔がん検診機器を導入。2台の無料送迎車で自力通院が困難な高齢者らにも対応している。
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