横浜市は8月31日、国が今年5月に実施した全国学力・学習状況調査について横浜市の結果を発表した。小中学生ともに国語は全国平均と同等程度で、算数・数学は小中学生とも全国平均を上回った。
新型コロナの影響で2年ぶりに実施された学力テスト。全国の小学校6年生と中学校3年生を対象に行われ、横浜市では小学校6年生約2万8千人と中学校3年生約2万3千人が受けた。
小学生の結果を見ると、国語の正答率は65%で全国平均の65%と同等程度だった。文の要約や構成を考える設問では全国平均を上回るポイントだったが、漢字では全国平均を下回った。
算数の正答率は72%で全国平均を2ポイント上回った。特に速さを求める除法の式やデータを二次元の表に整理する設問で大きく全国平均を上回った。
また中学生の結果を見ると、国語の正答率は65%で全国平均の65%と同等程度で、どの設問も全国と同等程度だった。数学の正答率は59%で全国の57%を2ポイント上回った。特に目的に応じて式を変形する設問や平行四辺形の条件を説明する設問などで全国平均を上回った。
臨時休校の影響も調査
今回の調査では新型コロナウイルスによる臨時休校の影響も設問に盛り込んだ。「臨時休校期間中に勉強について不安を感じたか」の質問に「当てはまらない」「どちらかといえば当てはまらない」と回答した割合が全国平均と比べ、小学生で4ポイント高く、中学生は1ポイント高かった。
緑区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|