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鴨居原市民の森南地区で11月4日、同市民の森愛護会(菅原喜勇勝会長)による第19回「クリーンUP&焼き芋と植樹会」が行われた。
18年前に始まった同イベントは、森の中に大量に不法投棄された古タイヤなどを一斉撤去する目的で行われてきた。清掃活動を継続してきたことで近年ではごみは減少している。その一方で、全国的に被害が広がっているナラ枯れ病の被害が確認されており、これまでに数十本の樹木を伐採しているという。2021年からはコナラの植樹を行っている。
当日は同愛護会会員のほか、地域住民や鴨居中学校生徒が参加した。森の中で3カ所に分かれた参加者はスコップを手にし、コナラを中心にムクロジュの木を植樹した。植樹会には佐藤康博緑区長も参加。手ぬぐいを頭に巻きながらムクロジュの木を植樹していた。植樹を終えた佐藤区長は「緑を残す体験をできて良かった。成長が楽しみ」と笑顔で話した。また、森の中のごみ拾いを行った鴨居中生徒は「タバコの吸い殻や空き缶などがあったが思ったほど多くなかった。日頃地域の人が拾ってくれているからだと思う」と感想を口にした。
参加者には市民の森に隣接する畑で同会が収穫したサツマイモを使用した焼き芋が振舞われたほか、竹で作ったオブジェ「天空に駆ける」が披露された。
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