区内に住む外国人向けに火災予防などに関する情報を伝える消防講話が11月15日、霧が丘にある「ぷらっとkiricafe」で開催された。
同店内で毎週開かれている日本語学習の集い「日本語カフェ」の一環として開催。緑消防署の寺山洋司署長が講師を務め、インド、インドネシア、スリランカから移り住んだ親子ら5組をはじめ、横浜創英大学の准教授や学生たち、日本語教師ら計20人ほどが参加した。
火災増加に注意喚起
寺山署長は、昨年に比べて今年は、市内での火災発生件数が増加しつつあることを伝えるなどして注意を喚起。「自宅のテレビ、冷蔵庫などの後ろにあるコンセントの周りにはほこりがたまりやすく、火事の原因になることもある」として、日頃の掃除が火災予防につながることも伝えた。
また、固定電話と携帯電話から119番通報する際のメリットとデメリットや、日本では地震が多いこと、それに伴う火災の危険性などについても語った。
3歳の娘と一緒に来場したマニカンダン・ソメスワリさんは「Eメールを使って119番通報する方法など、自分にとって新しい情報を知ることができて良かった」と笑顔で話していた。
1年半ほど前から都筑消防団に所属しているという、横浜創英大学3年の香取愛波さんは「普段の生活で役に立つ情報が多く、参考になった」と話した。
寺山署長は、インド人など外国人が多く暮らす霧が丘で消防講話を実施したことについて「熱心に聞いてくれて、ニーズがあるんだと分かり、手応えを感じた。これはまだ初めの一歩。また多くの人にお話しできる機会をたくさん設けたい」と語った。
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