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”赤ひげ先生”に聞く歯科医療 113 口腔内細菌による誤嚥性肺炎に注意 十日市場・みどり歯科医院
開院以来20年以上に渡り”敷居の低い歯医者”をモットーに保険内診療に主軸を置いてきた『みどり歯科医院』。今回は、特に高齢者に注意が必要だという誤嚥性肺炎について阿部院長に話を聞いた。
依然として懸命な捜索活動が続く能登半島地震の被災地である石川県七尾市の総合病院では、震災から2週間に、誤嚥性肺炎になり、その対応が必要になった患者が例年の約3倍いたことが報告されている。
高齢者に多い死亡原因の一つとして知られる誤嚥性肺炎だが、断水により水不足が懸念される被災地では歯磨きなどの口腔ケアが行き届かずに災害関連死にもつながると心配されている。
誤嚥性肺炎は、唾液や食物、胃液などが気管に入り、唾液などに含まれた細菌が気管から肺に取り込まれることで起こる。同院の阿部院長は予防策として「口腔内で細菌が繁殖しないように歯磨きをしっかりと行い清潔を保つことが一番重要です。普段から食事中にむせるなどの症状がある方は特に注意が必要です。また、義歯(入れ歯)も常に清潔に保つことも心掛けてください」と語る。
菌の状態をチェック
同院では昨年11月に歯科治療専用の顕微鏡を導入。患者のプラーク(歯垢)の中に含まれる細菌の種類、数、活動性の高さなどを視覚的に見ることができる。
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