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セネガルを知る第一歩に 東本郷で国際理解講座

社会

公開:2024年2月1日

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ディウフさん(写真上)と講座の参加者ら
ディウフさん(写真上)と講座の参加者ら

 「聞いてみませんか?アフリカ西海岸セネガルの話」と題した国際理解講座が1月23日、東本郷住宅集会所で開催された(主催・みどり国際交流ラウンジ、協力・異文化交流会アイリス)。近隣住民らが集い、日本から約1万4000Km離れた国・セネガルの文化などを学んだ。

 講師を務めたのは、セネガル出身で保土ケ谷区在住のディウフ・エル・ハッジ・マサンバさん。ディウフさんは日本人女性との結婚を機に1989年に来日し、数年前まで語学学校のフランス語講師として勤務したほか、99年にはセネガルの子どもたちの教育を支援する団体「バオバブの会」を立ち上げ、会長として活動を続けていた。

 この日は、セネガルの首都ダカールの街並みや、人々の衣食住などの生活様式のほか、観光地として人気のピンク色の湖などについても、プロジェクターで写真を投影しながら紹介。また、かつてフランスの植民地だったセネガルの歴史や、ダカールの沖合に位置し、1978年に世界遺産に登録されたゴレ島についても解説した。この島は奴隷貿易の拠点とされた歴史を持ち、島内には多くの奴隷を収容していた「奴隷の家」と呼ばれる建物も残されている。

類似点と相違点

 「日本は第2の母国」と語るディウフさんは、日本とセネガルの類似点と相違点についても、流ちょうな日本語で紹介。類似点として「両国とも海産物が豊か」「敬語がある」「擬音語が多い」などを挙げた。「『井戸端会議』とそっくりな意味を持つ言葉がセネガルにもある」とも話し、参加者は熱心に聞き入っていた。

 相違点については、あいさつに関して例示する場面もあった。「セネガルでは初対面でも目が合えばすぐにあいさつする。日本では、あいさつをしても知らないふりをされてしまった」と自身の体験を交えて語った。

 来場者からは「セネガルの良いところをたくさん知ることができた」「平和で伝統も大切にしている国だと分かった」との感想が寄せられた。

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