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緑区老人クラブ連合会 「笑いで心の栄養を」 新春寄席に370人超

コミュニティ文化

公開:2024年2月1日

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落語を鑑賞する来場者たち
落語を鑑賞する来場者たち

 緑区老人クラブ連合会は1月24日、緑公会堂で「区老連新春寄席」を開催した。地域住民ら373人が来場し、落語、漫才、マジックショーを楽しんだ。

 緑区在住の落語家・瀧川鯉丸さんは『寿限無』を披露。「寿限無、寿限無〜」と長大な名前が繰り返し登場し、その度に会場を笑いに包んだ。

 漫才コンビ「宮田陽・昇」の2人は数々のモンゴル出身力士の本名や、野球の大谷翔平選手の二刀流についてなど、さまざまな話題で軽妙な話術を披露。来場者の中には、面白さのあまり両手を叩きながら笑う人の姿もあった。

 赤い髪とサングラスという姿でマジックを披露したのは、マジック ジェミーさん。観客の一人をステージ上に招き、袋に入れた卵が消えたり現れたりするマジックを一緒に披露するなど、会場を盛り上げた。

 最後に登場したのは、落語家の桂夏丸さん。自身が落語家になったきっかけを笑いを交えて伝えたほか、終盤では往年のヒット曲『高校三年生』や『青い山脈』を歌唱した。響き渡る美声に、観客たちは手拍子を送るなどして楽しんでいた。

 区内から来場した大石忠さんは「楽しく聞かせてもらった。マジックでは、お客さんを舞台に上げたことが成功だったと思う」と話していた。

心痛めた人の癒しに

 緑区老人クラブ連合会によると、新春寄席はコロナ禍で中止を余儀なくされた時期もあった。同連合会の平井充子会長は「コロナ禍や元日に発生した地震などで、心を痛めている人は多い。今回、たくさんの人が笑いで心の栄養を得られたのではないかと思う。皆さん、笑顔が素敵。開催して良かった」と語った。

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