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「地域のつながり強く」 公会堂で区防災講演会

社会

公開:2024年3月7日

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講演を行う桂福丸さん
講演を行う桂福丸さん

 緑区防災ネットワーク委員会(塚田順一委員長)と緑区役所は3月2日、緑公会堂で「令和5年度緑区防災講演会」を開催し、約270人が来場した。

 開催に先立ち、あいさつに立った塚田委員長は、元日に発生した能登半島地震に触れ「被災地の1日も早い復旧と復興を願っている」とし、「それぞれの家庭で防災対策を行うことで、緑区全体の防災力が高まり被害を少なくすることに直結する」と話した。

 また、佐藤康博区長は「各地域の防災活動により災害に強い街づくりがより進展することを願う」と話し、地震災害が発生した際には、揺れによる被害のほかにその直後に発生する火災で被害を受けることがあり、市では建物の倒壊などによる被害を防止するための防災ネットや、火災被害を軽減するための感振ブレーカーの設置補助事業もあることを紹介した。

阪神淡路の実体験を

 落語家の桂福丸さんを講師に迎えた講演会のテーマは「落語家と学ぶ、我が家の防災対策!〜これを機に自宅の備蓄を見直そう〜」。

 桂福丸さんは講演会の冒頭で落語も防災も「想像力が大切」と来場者に語りかけた。続けて、自身が高校1年生の時に兵庫県神戸市で阪神淡路大震災に遭った経験を話した。発災は29年前の1995年1月17日、午前5時46分。「ドーン」という爆発音のような大きな音の直後に縦揺れと横揺れが混じった揺れが襲い、布団の中で身を固くしながら本震が収まるのをじっと待つことしかできなかった体験を伝えた。その後、真っ暗な中、散乱した物をかき分けて部屋を出られるまでに15分ほどかかり、自宅の外へ出て辺りが明るくなるにつれて見慣れた街が変わり果てていることが分かったという。避難所での生活では、同じ地域に住んでいても知らない顔も多く、日常的なつながりの大切さを痛感したという。加えて、29年前と比較をすると、情報収集や情報伝達手段であるスマートフォンの重要性を指摘。災害時は、電力確保のためにソーラー充電器を準備することを来場者に勧めていた。

 講演会の最後に桂福丸さんは「地域のつながりを強くすることと、個々の生活スタイルに合わせた防災を考えることが大切」と締めくくった。

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