神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2024年3月7日 エリアトップへ

「生活に『防災』取り入れて」 緑消防署 寺山署長が警鐘

社会

公開:2024年3月7日

  • X
  • LINE
  • hatena

 地震はいつどこで起こるか分からない。ただ「地震の後、火災が発生しなければ失われずに済む命もあったはず。日頃から火災を防いだり、火がまだ小さいうちに消しておこうという意識が大切」と緑消防署の寺山洋司署長=写真=は語る。

 寺山署長によると、1923年9月の関東大震災では、死者・行方不明者約10万5000人のうち、9割もの人が火災で命を落としたという。

 震災後の火災は、適切な防火対策で「防げるものという思いがある」と寺山署長。家庭での対策としては「やはり消火器が有効。消火器は1本で、一般的な大きさのバケツ9杯分の消火能力がある」と話す。

 また食品の備蓄に関しては「ローリングストック」という方法を勧めている。これは普段から少し多めに米、味噌、醤油などさまざまな食品を備蓄しておき、定期的に食してから新たに買い足していく手法。常に新しい非常食を確保しておくことが大切という。

耐震補強と「何もない部屋」

 今年元日に発生した能登半島地震や1995年1月の阪神淡路大震災などでの犠牲者の多くは「建物の倒壊」により命を絶たれたという。寺山署長は「自宅に『あえて何も置かない部屋』を用意し、日頃からそこで寝るようにすることも有効」と語る。家屋の耐震補強だけでなく、地震で転倒する家具がない部屋をシェルターのように使用することが命を守ることにつながるという。

 寺山署長は「普段の生活の中に防災を取り入れていくことが大切」と強調した。

緑区版のローカルニュース最新6

〈神奈川県後期高齢者医療広域連合からお知らせ〉

【昭和23年4月2日~昭和24年4月1日生まれの方が対象】歯科健診を受けましょう

https://www.union.kanagawa.lg.jp/1000011/1000646.html

<PR>

あっとほーむデスク

  • 10月31日0:00更新

  • 10月24日0:00更新

  • 10月17日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

中小企業向けに横浜市が省エネ診断セミナー

中小企業向けに横浜市が省エネ診断セミナー

11月29日、横浜情報文化センターで

11月29日~11月29日

緑区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月10日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook