緑区民音楽祭協力アーティストの小田野直子さんが3月19日、みどりアートパークで自身初となるピアノソロリサイタルを開催した。子どもから高齢者まで約150人が来場し、ホールに響き渡る音色に聴き入った。
2021年から約2年間ウィーン市立音楽芸術大学に留学し、ピアノ科を最優秀の成績で修了した小田野さん。この日はシューベルトらの名曲のほか、国際的に活躍する音楽家の西田衣見さんに制作を依頼した曲『In Between』も披露した。これが日本初演となった同作品を、ときに繊細に、ときに荒々しく緩急自在に演奏し、観客たちを魅了した。
最後は、自身が作詞作曲した作品『精一杯のありがとう』を弾き語りで披露。会場は大きな拍手に包まれた。
鶴見区から来場した女性は「とても素敵な演奏。本当のピアニストの顔だなと感じた。感動して泣いちゃった」と話していた。
亡き祖母への思いも
「これまで支えてくださった方々への感謝を込めたリサイタルにしたい」と舞台上で語っていた小田野さん。この日身に付けたドレスは、デザイナーをしていた亡き祖母が制作したものだという。「家にはまだたくさんある。全部着られるように演奏活動を続けていきたい」と熱意を込めて語った。
|
<PR>
緑区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|