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緑区版 公開:2024年6月20日 エリアトップへ

自分らしく生きる 〜人生100年時代の「終活」

社会

公開:2024年6月20日

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市内18区で作成されたオリジナルのエンディングノート
市内18区で作成されたオリジナルのエンディングノート

 「終活」とは「自らの人生の終わりに向けた活動」のこと。遺言の準備や相続、身辺の生前整理から、亡くなった際の葬儀や墓の用意など多岐にわたる。もともとは「終わりの準備」の意味合いだったが、人生100年時代といわれる昨今では、「これからの人生をより豊かにする」という考え方に広がっている。超高齢社会を迎え、今後さらに国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上になるという2025年を前に、「終活」に関する考え方や関連サービスなども多様化している。この機会にじっくりと前向きに、自身の人生や「終活」について考えてみてはいかがだろうか。

残りの人生を記す

 人生の「これまで」を振り返り、「これから」をどう歩みたいか、自分の思いを記すエンディングノート。横浜市では区ごとにオリジナルのエンディングノート=右下写真=を作成している。各区役所の高齢・障害支援課や地域ケアプラザなどの窓口で無料で配布している。

 緑区版エンディングノート「My Life〜これからの私がいきいきと暮らしていくために〜」には、いつまでも元気に暮らすためのヒントや、制度の解説などの役立つ情報も掲載。緑区役所高齢・障害支援課では、「『これから考えてみようと思う』など興味を持った方に手にしていただいています」と話す。

 問い合わせは、緑福祉保健センター高齢・障害支援課【電話】045・930・2311へ。

 また、横浜市では、もしもの時に、どのような医療やケアを望むのか、家族らと共有するACP(アドバンス・ケア・プランニング/人生会議)を推奨している。ACPのきっかけとなるような短編ドラマを配信しているほか、望む医療やケア等を伝えるための「もしも手帳」も配布している。

 詳細は「横浜市 人生会議」で検索を。

年代別の考え方

 さまざまな終活情報が溢れる昨今。情報を調べると、20〜30代の終活は先々に向けた備えとして保険や貯蓄、資産を意識することが大事だという。40〜50代は、断捨離や資産整理、医療や介護について知識を深めることが大切。60代は葬儀や墓地などの希望を明確にしておくことが推奨されている。

お墓、「横浜に」が最多

 人生の最期を考えるとき、多くの人が頭に浮かべる一つが「お墓の問題」。横浜市が2022年度に実施した「墓地に関する市民アンケート調査」によると、「墓地の取得を希望する」は20・7%。その理由として「将来のために取得したい」(61・5%)が最も多く、「他のお墓から移したい」(17・2%)、「遺骨があるので」(8・5%)と続いた。

 取得したい地域は「横浜市内がよい」(62・1%)が最多。「徒歩圏内の近隣がよい」(15・9%)と合わせると、約8割が市内を含む比較的近い場所での取得を希望している。

 アンケートを実施した横浜市健康福祉局環境施設課の墓地整備計画担当者は、「『これからお墓を設けるとしても、子どもに引き継げるか』『代々引き継いできたお墓をどうするか』など、承継問題について心配する傾向が見られた」と話している。

 今後の時間、より豊かに。これからの人生をどう生きるか――。

 「終活」は多くの人にとって大切なテーマ。自身の希望や健康、家族の絆、遺族の負担など、さまざまな視点から「残りの時間」に思いを巡らせ、「より豊かな人生」を送りたいものだ。

自分らしく生きる-画像2

〈神奈川県後期高齢者広域医療連合からお知らせ〉

【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時

https://www.union.kanagawa.lg.jp/1000011/1000645.html

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