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シリーズ【8】 腫瘍マーカー検診でがん発見?
「手遅れになる前にがんの発見につなげるのが医師の使命です」と平島院長。最近は、採血で手軽に行えるがん検査「腫瘍マーカー検診」を導入している医院もあるが、「現時点で採血だけで、がんを早期発見できることは殆どありません」。国立がん研究センターで技術修得に励んできた院長。毎月がんをテーマに連載。今月は「腫瘍マーカー検診」。
健康診断などで”ついでに受けられる検査”としてオプション感覚で導入されている腫瘍マーカー検査。体内に腫瘍ができている場合は、血液検査で各種がんの基準数値が検出され、陽性反応が出る。しかし、同検査ではがん転移など、かなり進行した場合でないと、血液は反応しないのが現状だという。「手遅れになるケースも。結果に一喜一憂せず、医療機関で内視鏡などの検査と併せて行うことが望ましいですね」。一方、50歳以上の男性に多い前立腺がんの早期発見につながるケースは多いという。「医師と相談しながら各がん検査を行うことが大切です」
同院では早期発見を目指すため、デジタルハイビジョン内視鏡を導入し、より高精度な診断を追求している。胃や大腸などの表面を100倍に拡大できる内視鏡と組み合わせ、”ミリ単位”で粘膜の微細な血管や腫瘍の色、模様から将来のがん化の予測につなげている。
【次回は胃カメラでの観察の難しさについて】
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