障害者の日中活動拠点「十日市場ワークステーション」(十日市場町893の18)の来場者用駐車場に、このほど横浜美術大学の学生が壁画を制作。訪問客や通行人を楽しませている。
壁画は高さ2m、左右21mほどのコンクリート壁に描かれたもの。施設を運営する社会福祉法人ル・プリの依頼に対し、同大学が地域連携事業の一環として実施した。
施設の地下1階は障害者の作品を展示する「あおばのギャラリー」となっており、シャッター部分には画家の佐治直魅さんによるフクロウが描かれている。そのため、今回の壁画も「フクロウと林」がテーマ。同大学の中野滋教授や下鳥日那子助手の指導、監修の下、坂上綾咲乃(あやの)さん(彫刻コース4年)や深澤まりあさん(同)、小林大輔さん(同)のほか、総勢十数人の学生が参加し、3週間あまりをかけて壁画を仕上げた。
「林といっても暗くなく、さまざまな色でリズムを出して、施設で活動している人や来場者が楽しくなるイメージで描いた」と中心となって制作に取り組んだ坂上さん。絵の中心には1本の道も描き、「いろいろな人がいる社会の中で、これからの未来に向かって進んでいけるような作品にしたかった」と振り返る。
600ミリリットルの壁画用絵具を40本使用した大作。坂上さんらは施設に立ち寄った際に見てほしいと話している。
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