三保町出身の名僧である印融法印の500回忌法会が17日、観護寺で行われた。印融法印にゆかりのある高野山真言宗寺院31カ寺で構成する「駕牛会」が主催した。
印融法印は、永亨7年(1435年)に武蔵国・久保(現緑区三保町)で生まれた。京都や奈良、高野山で修業後、関東に戻り、著作活動や弟子の指導に尽力。同寺を活動の拠点にしていたと言われている。日本最古の百科事典と称される「塵袋」の書写は国の重要文化財に指定されている。
当日は、同寺の本堂で、同会の住職約30人による法会が約3時間にわたり行われていた。
また、本堂前の舞台では、印融法印を供養するため、舞楽の演目「迦陵頻」「陪臚」「蘭陵王」「納曾利」が舞われていた=写真。地域の子どもたちが装束を身にまとい、踊りを披露する姿も。踊りに合わせて、笙や篳篥、笛といった雅楽の音色も響きわたっていた。会場は、集まった地域住民らで賑わいを見せていた。
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