区内のものづくり企業を連載で紹介する。
第3回は、フジッコ株式会社横浜工場(上山1の8の2)の新発田(しばた)啓工場長に話を聞いた。
惣菜や昆布、豆製品などの幅広い「食」を提供するフジッコ。「おまめさん」は、発売から40年以上経つロングセラー商品だ。国内に9工場を構え、区内にある横浜工場は、2004年の設立だ。
同工場は、9工場の中では、最も小さな工場で、約250人が勤務している。ブラジルやペルー、中国、フィリピン、ベトナムなどの外国人も多い。
主に、日配惣菜やフルーツを使用した高級カスピ海ヨーグルトなどを生産しているという。
日本の食文化を次代へ
「この盛り付けだったら、自分が食べる時にどのように思うかな」
そのように優しく部下に問いかける新発田工場長の姿があった。「工場内で働く人は、年齢や国籍も違う。でも、自分の大切な家族が口にするものだということをしっかりと想像してもらいながら、生産することで、美味しく、安全な食を届けていきたい」と思いを話した。同工場で生産したものは、区内にも多く並ぶ。自分たちの作った商品が身近に売られていることにやりがいを感じている人も多いという。
長年にわたり、同社で食に関わってきた新発田工場長。「共働き夫婦は、調理の時間がとれない場合も多い。様々な世代のニーズに応え、日本の伝統的な食文化を次代へ残し、健康を支えていきたい」と抱負を語った。
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