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”赤ひげ先生”に聞く歯科医療 66 「口臭問題は早めに解決を」 十日市場・みどり歯科医院
「子どもや孫が入園・入学した」「職場で新しい部署に異動になった」など、春は何かと人に会う機会が多い。そんな中、自身の口臭が原因で相手を不快な気持ちにさせてしまうことがあるので注意したいもの。春の出会いの季節を心晴れやかに楽しむためにも、口臭問題は早めに解決したい。
「口臭の主な原因は揮発性硫黄化合物(硫化水素やメチルメルカプタン)です」。その6割は舌苔(ぜったい)にあり、主に舌の後方部に付着しています」と話すのは、十日市場にある『みどり歯科医院』の阿部院長だ。
また、口臭は歯周病との関連性が強く、阿部院長いわく「歯周病原菌はメチルチルカプタンを非常に多く生産します。この物質は、歯周病ポケットからの浸水液中で増えるため、歯周病が重度化すると、その量も増えます。また、歯周病の進行にともない、舌苔も増加します。特にきつい匂いがあるひとは注意」とのこと。
「歯周病の疑いが」
歯周病は放置すると糖尿病や心臓病といった全身疾患にも悪影響を及ぼすと言われている。口臭の原因を早めに突き止め、対処しておくことが、口腔内はもちろん、全身の影響にも必要だといえる。
どうやって治すの?
「まずは舌をチェックし、舌ブラシなどを使用して舌を清掃しましょう。また、同時に歯と歯茎の間の歯周ポケットのチェックを行い、歯周病に罹患していないかに加えて、プラーク増加因子を探します。『プラークコントロール』や『スケーリング』で歯周病の治療をしていきます。口臭は自分ではわかりづらく、専門家による判断が何より重要になってきます」と阿部院長は話す。
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