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”赤ひげ先生”に聞く歯科医療 68 寝たきりにならないための定期健診を 十日市場・みどり歯科医院
開院から約20年。これまで多くの患者と信頼関係を築いてきた『みどり歯科医院』の阿部院長に高齢になっても健康な歯を残すことやしっかりと噛む(噛める)ことの重要性について話を聞いた。
「ある団体が発表したデータによると、残存歯が多くしっかりと噛める人に比べて歯がなく義歯未使用の人が転倒するリスクは2・5倍高くなることがわかりました。また、歯数と義歯は寝たきりに関連することも示唆しています」。そう語りかけるのは同医院の阿部院長。
東北大学医学部が行った研究でも、残存歯数が少ない高齢者ほど記憶をつかさどる大脳の海馬付近の容量が減少する。また、認知症の程度が進むにつれて口腔機能が悪化する現象がみられるほか、咀嚼時の脳は日頃よく噛んで食べている人ほど大脳皮質の運動野が強く活性化することが分かっている。こうしたように、高齢になっても健康な歯を残す事は、身体活動機能の維持や認知症にならないためにも重要なことだと言えるだろう。
”敷居の低い歯科医院”を診療方針として患者の負担が少ない保険診療に主軸を置く同院では、無料送迎車を2台保有している。これは、自力での通院が困難になった高齢者らに対応するためだが「寝たきりになってしまう前に設備が整った歯科医院で定期健診や治療を受けることが重要。寝たきりになってしまった場合の訪問診療ではどうしても設備の面で医院と違ってしまうんです」と警笛を鳴らす。
「保険内処方の漢方薬11種や口腔がん検診機器も導入しています。お口のお悩みはかかりつけ歯科医に相談を」
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