県立白山高等学校書道部の本多涼夏さん(3年)の書が7月27日(土)から佐賀県で行われる「第43回全国高等学校総合文化祭」書道部門に出品される。
昨年12月に行われた神奈川県高等学校総合文化祭第55回高等学校書道展では、最高賞となる教育長賞を受賞。文化部のインターハイと呼ばれる総文祭へと選抜された。
同校の書道部は、5年連続で総文祭への参加者を出しているが、本多さんが参加するのは初めてだ。「緊張もあるけれど、他校の書道部員とも交流できる機会なので楽しみたい」と笑顔だった。
作品は縦180センチ、横90センチの大きさ。中国の漢の時代に書かれた記録を手本として書いた。約3か月間の練習を経て書き上げた。特に、墨のかすれ具合にこだわったという本多さん。「忠実にお手本を再現できるように何度も書いた」と振り返った。
同部の寺岡稔顧問は「今回は羊毛を使って書いた。羊毛を扱える高校生は、珍しいと思う。難しいことにチャレンジし成果を出した。とても努力家でコツコツと集中する力はすごい。総文祭を思いっきり楽しんでほしい」と話した。
本多さんは、小学校1年生の時に習い事で書道を始めた。全国大会に出場していた同校書道部に入りたいと思い、白山高校への進学を決め、入部後も部員たちと切磋琢磨し合ってきた。「総文祭は、今までの集大成。たくさんの刺激を受けてきたい」と笑った。
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