関東甲信地方は、7月29日頃に梅雨明けした。だが7月を振り返ると、深刻な日照不足に見舞われた。区内の農家にも影響が広がっている。
神奈川県横浜地方気象台によると、7月1日から20日までの横浜市内の日照時間はわずか27・6時間。平年は、93・8時間なので、平年比約30%しかなかった状況だ。
この影響は、区内で栽培される野菜にも影響を与えていた。
農家への技術などの指導を行う神奈川県農業技術センター横浜川崎地区事務所の担当者は、日照不足によって作物が病気にかかる可能性が高まるので農家へ対策を呼びかけていた。溝を作り、水はけがよくなるようにするなど、天候に合わせたこまめな手入れを行う農家が多かったという。
「対策をしたが、病気になったキュウリやトマトもある。ゴーヤは小さいまま、実が腐り落ちてしまったので、商品にならない。諦めるしかない。一生懸命作った農作物なので残念だ」と区内の農家は肩を落とした。
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