「悔しいだろうな」 家族語るソチの宮崎さん
ソチ冬季五輪「男子ボブスレー」に出場した三保町在住の宮崎久さんの家族がこのほど、オリンピアンとなった宮崎さんについて本紙に思いを語った。
「主人を支えてきてくれた方々へ『ありがとうございます』と伝えたい」。競技を自宅でTV観戦した妻の早苗さん。画面に映る宮崎さんの姿にスポンサーとなって支援してくれた人などに対する感謝の気持ちでいっぱいになったという。
宮崎さんは同競技の「2人乗り」と「4人乗り」種目に出場。ソリを押すブレーカーの役割を果たした。結果は28位と26位と決勝まで進めなかった。
「悔しいだろうな」――。他国のソリのスピードについていけない日本チームの姿を見て早苗さんはそう感じた。「競技のために8カ月間で12キロも体重を増やしたのに主人が小さく見えたんです」。外国選手と比べると宮崎さんの体はひと回り小さく見えた。パワー不足は明らかだったという。高校時代に陸上短距離種目で県内優勝を経験したこのある早苗さん。アスリートとしての視点で競技を見つめていた。
宮崎さんの結果に、長女の桜花ちゃんは「お父さん、残念だったね」。その姿には「もうすぐ帰ってきてくれる」というほっとした表情がうかがえたという。
来春には都内の高校で教員職に就く予定の宮崎さん。「競技を続けるか悩んでいるみたい。本人次第ですね」と早苗さんは話した。
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