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区内振り込め被害 昨年比2倍で推移 手口巧妙化も

社会

公開:2013年5月23日

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金融機関防犯会議で「声かけ」を訓練する参加者
金融機関防犯会議で「声かけ」を訓練する参加者

 区内の振り込め詐欺被害件数は、5月14日現在で9件(被害金額約1000万円)に上っていることがわかった。昨年同期に比べて5件の増加となり、およそ2倍のペースで被害が増えていることになる。

 「携帯電話の番号が変わったから、登録しておいて」―。子や孫を騙ったこうした電話は、区内でも多数かかっている。その後、「小切手入りのカバンをなくした」「女性を妊娠させたので示談金が要る」などの内容で再び電話が。信じた被害者に現金を引き出させ、自宅などに直接取りに来るケースが多いという。

金融機関が対策会議

 増加する被害に歯止めをかけようと、5月14日に「金融機関防犯会議」が金沢警察署で開催された。同署による講習を修了した区内各金融機関の「振り込め詐欺防犯指導員」ら28人が参加。巧妙化する犯人の手口や、窓口での声かけ要領などが議題に挙がった。

 金融機関では、高額の引き出しに対して理由などを問う「声かけ」を行っている。このため犯人は、「自宅のリフォーム費用」「病気の治療費」など、うその引き出し理由を言うように被害者に仕向けるという。また、捜査が及ばないよう遠隔地に被害者を呼び出したり、鍵のいらない暗証番号式のコインロッカーを使って受け渡す手口もある。

 参加した横浜銀行金沢シーサイド支店の武藤光司郎支店長は、「未然防止には日頃の意識が大切。『最後の砦』となれるように支店全員で取り組んでいく」と決意を新たにしていた。

 同署生活安全課の福本真巳係長は、「『番号が変わった』という電話は振り込め詐欺だと思って。警察や役所を騙って通帳などを奪う詐欺も横行しているので、引き続き注意してほしい」と呼びかけた。

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