港南区は1月25日、フォークシンガーで白鴎大学教授の山本コウタロー氏を講師に招き、港南公会堂で港南区選挙啓発・人権啓発講演会を開催した。
山本氏は当日、「人間らしくイキイキと〜違いを尊重しあう社会〜」と題し、自身の体験を元にユーモアを交えて講演。このなかで、耳が不自由だという姪に、分かりやすく大きな口を開けてゆっくり話していたとのエピソードを披露し、「親切のつもりだったが、彼女には『なぜ特別扱いするのか』と映っていた。普通に接することが大切なのに勘違いをしていた」とし、「幼い頃から障害者との交流機会がある社会なら、偏見もなくなるのでは」と話した。
また、その姪が音楽が聞こえなくても日本舞踊を自主的に学んでいることや、友人が全盲のイラストレーターとして活躍していることにふれ、「年をとったとウジウジしていないか。他人の可能性を閉ざしていないか。年齢や障害は関係ない。自分の可能性を信じて生きよう」と訴えていた。
講演を聴いた区内在住の宇佐美タカ子さんは、「年齢を理由に、これまで続けてきた運動をやめようと思っていたが、その必要はないと気付いた。勇気をもらった」と感想を話していた。
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