丸山台小 災害用タンクから給水 水道局が体験型防災訓練
横浜市水道局港南・栄地域サービスセンターは6月17日、丸山台小学校で水道の仕組みを学びながら防災訓練を含めた親子出前水道教室を実施した。
同教室は水道の歴史を学ぶほか、ろ過装置で水をきれいにする実験などを年間で約30の小学校で実施している。今回はさらに災害対策紹介や災害用地下給水タンクの訓練も含めて行った。
当日は同小のオープンスクールということもあり、保護者や地域住民も多数見学。同小地下には60㎥の容量で、6000人が3日間生活できる地下給水タンクが整備されており、水道局職員が実際に開け、ポンプをつなぎ、水を出すところまで実演した。ポンプは小学生も押したほか、同小の教員もパイプを設置するなど、体験を重視した内容で、子どもたちはポンプを押すと出てくる水に歓声を上げ、口に含むと「冷たくておいしい」と話していた。
水道局職員の知久田章弘さんは、同局で推進している危機管理プロジェクトの1つとして、市民に水を出す操作をしてもらう、見てもらうことを重視していることを説明。実際の被災時には学校の教職員が災害用地下給水タンクを操作できることは「非常に重要」とし、今後も各小学校で防災訓練を含めて同教室を実施をしていく方針だという。
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