大多良稲荷で初午祭 玉串捧げ繁栄祈る
日野南2丁目にある大多良稲荷大明神で2月10日、初(はつ)午祭(うまさい)が行われた。初午祭とは豊作を祈願する祭事であり、豊作の意味が転じて商売繁盛も共に祈られることが多い。
大多良稲荷は区内で氏子会による活動が盛んな社。今年の初午祭も、会員らの寄付によって集まったのぼり旗が立てられた。神事は春日神社の松本正昭宮司が担当し祝詞を奏上。社には人参やキャベツなどの野菜が供えられ、会員たちは1人ひとり玉串と呼ばれる榊の枝を供えて健康や商売繁盛などを願っていた。
松本宮司によれば、100年以上前から春日神社が神事を執り行っており、区内でも最も古い歴史を持つ稲荷神社だという。氏子会会長の新井秀利さんは氏神という地域を守る神を祀る稲荷神社の特性を踏まえて「代々守ってきた歴史ある社。これからは氏子会員だけでなく、地域に大多良稲荷の大切さを発信したい。今後は初午祭に地域の人が参加できるようにしていきたい」と今後の展開について抱負を話していた。
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