丸山台郵便局がお手柄 振り込め詐欺を防止
表彰を受けた菊池局長（前列左端）と宇山さん（前列右端）
港南警察署は４月10日、振り込め詐欺を未然に防止したとして横浜丸山台郵便局を表彰し、同局の菊池修局長と局員の宇山豊美さんが感謝状を受け取った。
事件発生は３月29日。高齢の男性が窓口で高額の預金を引き出そうとしていたことから、窓口対応をしていた宇山さんが不審に感じて声掛けを行ったという。男性に事情を聞くと、息子と名乗る男から「インフルエンザになった。浮気相手の夫にばれて、サラ金から慰謝料５００万を借りた。今監禁されて返済を要求されている。仲間がお金を取りに行くから渡してほしい」と電話があったという。宇山さんから報告を受けた菊池局長は振り込め詐欺と判断。警察へ通報した。
警察到着後も男性は詐欺であることを信じなかったため、署員が男性の自宅まで同行し、息子に連絡。息子は「インフルエンザにはなっていない。そんな電話はかけていない」と話し、男性もようやく理解したという。男性は振り込め詐欺に対し「頭では分かっているが、心配だから」と当時の心境を話しているという。
同署は不審な電話がかかってきた際は「すぐに家族に連絡を。電話番号が変わったと言われた場合は、変わる前の家族の電話番号に連絡を。警察へも知らせてほしい」と話していた。
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