剣道連盟 小中学生が野試合 70人対70人で大乱戦
南台小学校グラウンドが紙風船を狙って両軍入り交じる“戦場”に
港南区剣道連盟（大久保文雄会長）は５月12日、小学生と中学生を対象に東西対抗剣道野試合を南台小学校グラウンドで開催した。
当日は約60人の小学生と約80人の中学生が参加。ルールは鎌倉街道を基本に東軍と西軍に参加者を分け、号令と共に一斉に試合を開始。概ね１分の間に両軍とも面の上に付けた紙風船を狙い、割れずに残った人数の多さで勝敗を決める。
小学生同士、中学生同士の試合の後には、東軍70人対西軍70人の小中合同試合も行われた。掛け声とともに一斉に相手に向かって駆け寄ると両軍入り交じる混戦に。味方同士が協力をしながら相手の紙風船を割ろうとするなど、頭脳プレーも見られた。小中合同試合は２戦行われ、第１戦は11対23、第２戦は18対24で共に西軍が勝利した。
東西対抗戦は昨年まで通常の試合形式だったが、今年は試験的に野試合を実施。大久保会長は「普段は外で試合を行うことも大人数で闘うこともない。厳しい稽古の中でも楽しみを持ってもらい、合わせてチームワークを育めれば」と狙いを語る。試合後、参加した日限山少年剣友会の子どもたちは「紙風船を割ったときの音が気持ちよかった」「作戦を考えて楽しかった」などの感想を口々に話していた。
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