寝食を共にし、友情深める 大崎市と港南区の小学生
宮城県大崎市の小学4年生から6年生20人が8月1日から3日まで横浜市を訪れ、港南区の小学生18人と寝食を共にする「ひまわり生活体験交流」に参加した。
港南区と大崎市は、区の花がひまわりであることと、特産品がひまわりであることが縁で交流を続けている。生活体験交流もその一環で、1988年から小学生が毎年交互に訪問して一緒に過ごしながら友情を育んでいる。
来浜した大崎市の児童と港南区の児童は金沢区の野島青少年研修センターで初めて顔合わせ。初めはぎこちなかったものの、カレー作りなどを通じて徐々に仲良くなっていった。横浜・八景島シーパラダイスやよこはま動物園ズーラシア、横浜市風力発電所「ハマウィング」の見学や横浜の海をクルージングするなど一緒に楽しんだ子どもたちは、最終日に港南区役所で昼食を食べながらお別れ会を実施した。
3日間の体験を終え、吉原小4年の横山美晴さんは「(大崎市の子どもと)友達になって仲良くなれてよかった」と話したほか、日野小6年の中村綾花さんは聞いてみたかった東日本大震災のことを尋ねたという。中村さんは「東日本大震災のことを聞いて怖くなった。防災訓練をしっかりやろうと思った」と感想を語っていた。一方、大崎市の5年生、八幡歩夢(あゆむ)君は「シーパラが面白かった。来年は大崎市で行うので、それに参加したい。山とか自然が豊かなので港南区の友達にきてほしい」と話していた。
主催した港南区ひまわり交流協会の高森政雄会長は「思い出を両親や友達に伝えてください。交流をこれからも続けていってください」と呼びかけたほか、大崎市三本木ひまわり交流協会(手代木悟会長)は「来年は大崎市で待っています」と笑顔で話していた。
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