道徳学ぶ機会に 研究会に今田氏も登壇
倫理道徳の研究や教育を通じて、社会の道徳化を進めている公益財団法人モラロジー研究所主催の教育者研究会が8月5日、かながわ県民センターで開催され、147人が参加した。
教員やPTAなどを対象に「思いやりの心を育てる」をテーマに行われたこの研究会。初めに横浜市教育委員会の今田忠彦教育委員長が登壇し、中学社会科の教科書採択時の困難について振り返り、道徳教育と正しい歴史教育が必要だとした。
続いて、同法人の玉井哲氏が「人と人の絆・つながりの原点」と題して講演。教師や親の使命は子どもの持ち味を発見して育てることと語り、そのためには子どもに勇気を持たせるアドバイスなど愛情のこもった言葉「愛語」をかけることの重要性を説明した。
また、明星大学教育学部教授で感性・脳科学教育研究会の会長でもある高橋史朗氏が「教育再生の課題」をテーマに講演。いじめの問題を取り上げ、親が親としての成長がないことも原因の一端とした。いじめの未然防止は家庭の道徳教育にあり、特に3歳までの乳幼児教育が土台になると語っていた。
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