日野第一 ペット同行の避難訓練 事前準備の必要性を説明
日野第一連合町内会(高森政雄会長)を中心とした総合防災訓練が9月8日、地域防災拠点の吉原小学校で行われた。
当日は連合に所属する10自治会町内会から200人以上が参加した。地震発生後、いっとき避難場所に集合するところから訓練を開始。吉原小に移動した後は、資機材の取り扱いや炊き出しなどに分かれて訓練した。
今回はペット同行避難訓練とトランシーバーによる情報伝達訓練も初めて実施。ペット同行避難訓練では横浜市動物適正飼育推進員の大久保芳樹さんが講師となり、日頃の備えを説明したほか、ペットも交えた訓練を実施した。ペットの飼い主にはマイクロチップを装着することのほか、5日分のフードや10日から15日程度の処方食・薬の備蓄をすること、ケージを自前で用意し、その中で過ごせるようなハウストレーニングを実施しておくなどの事前準備が必要だと説明された。また、過去の震災時にもペットに関するトラブルがあったことから「飼っている人」と「飼っていない人」では意識がまったく違うという認識を持ち、事前にルールを決めておく重要性や平時に飼育率を把握して対策をしておくことが大切とされた。
一方、トランシーバーによる情報伝達訓練では、携帯電話が使えない状況が想定される中、各自治会町内会と地域防災拠点を結ぶ連絡手段としてテスト。今まで両者を結ぶ効率的な方法がなかったため、早期に被害状況の伝達ができることから参加者から便利だと声が上がった。一方、今回は区所有のトランシーバーを使用したが、1台6万円前後かかるため、導入には費用負担が大きいことが、今後の課題として残った。
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