三井住友銀行上大岡支店で10月15日、同店の女性行員２人が１日警官となって、振り込め詐欺の啓発キャンペーンを実施した。
この日は年金の支給日と３連休明けが重なっており、多くの来客が見込まれていたため、キャンペーンを企画。さらに翌日には台風が接近してくるという予報もあり、ＡＴＭ（現金自動預払機）の前などには長蛇の列ができていた。
女性警官の制服を着た同行員は、列に並ぶ来店客などにチラシを配りながら、「振り込め詐欺被害に気を付けてください」と声をかけ、注意を呼び掛けていた＝写真。
同支店では港南署と連絡を取り合うなど日頃から連携をとっており、一定額以上の現金の引き出しの際には役職者が個別に面談するなどしてチェックする体制をとっている。
同支店サービス部の担当者は、港南区内の振り込め詐欺発生件数が多いことにふれ、「銀行としても被害防止のための取り組みを続けていく必要がある。実際に窓口で被害を防いだケースもあるので、地道な取り組みで信頼されるような店にしていきたい」と話していた。
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