学食のピアノをいわきに 神大生協職員が寄贈
神奈川大学の学生食堂「LUX(ラックス)」に置かれていたピアノが10月25日に東日本大震災の復興支援のため、福島県いわき市の幼稚園に寄贈された。12月20日には、ピアノの所有者で同大学生協職員の小田原道雄さんに対し、いわき市教育委員会から感謝状が贈られた。
元々ピアノは20年近く大学内のパーティーやコンサートなどの行事で活用されていたもの。今回の寄贈は、同大学の元教職員で現在は福聚院(港南区)の住職として復興支援活動に力を入れている成田秀之さんが、小田原さんに寄贈を提案したことで実現した。
ピアノは輸送費や調律費などもすべて小田原さんが負担し、いわき市立湯本第二幼稚園に届けられた。感謝状を届けた同市教委の本田宜誉(よしたか)課長と鈴木照美さんによると、同園のピアノは古くて壊れており、しかも震災復興中ということで修理や更新もままならずに困っていたという。本田課長は12月のクリスマス会などでさっそくピアノは使われており、園児もいい音色に喜んで歌を歌っていると小田原さんと成田さんに報告し、感謝を述べていた。
小田原さんは「自分の孫だと思って寄贈しました。子どもたちには元気になってほしい」と話している。
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