神奈川県は2014年度予算で鉄道駅のホームドア設置促進事業費補助として3700万円を計上した。
県内にある駅のホームで、視覚障害者などが転落する事故が11年度に15件発生している。鉄道事業者には事故の防止対策が求められているが、ホームドアの設置にはホーム補強工事も必要になるケースもあるなど多額の費用がかかるため、進んでいない。
県はこの状況と国の「移動等円滑化の促進に関する基本方針」を踏まえ、県内の民鉄・第3セクターの事業者が、1日利用客数10万人以上の県内駅にホームドアを設置する場合、設置費の12分の1を補助することにし、予算化した。補助期間は20年度まで。
14年度は横浜駅(東急東横線・みなとみらい線)と武蔵小杉駅(東急東横線)のホームドア設置について
補助する予定だ。
この補助に関しては、港南区選出の高橋稔県議が昨年6月の県議会代表質問で黒岩祐治知事に要望するなど取り組んできたもの。高橋県議は予算化を受け、「ホームドアの普及促進につながり、障害者の転落事故を防止できることや、鉄道が広域ネットワーク化している中で、事故による不通が減り、利用者の利便性が高まる」と期待している。
県は、20年の東京五輪までに可能な限りホームドアを設置していく方針だ。
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